2008年 08月 31日
『 The Dark Knight 』 |
遅ればせながら 『The Dark Knight』を観てきた。
これは凄い映画。
完全にアメコミの枠を超えていた。
2時間半という長い作品だったがその重量感に終始圧倒されっぱなしだった。
ティム版の『バットマン』も嫌いではないが
この『The Dark Knight』(『Begins』も含む)がかつてのシリーズと一線を画す部分。
それは、舞台となるゴッサムシティをこの地球上どこにあってもおかしくない
現実に存在しているかのような大都市として登場させ
すべてのキャラクターをリアリティをもって描いていること。
アクションやバトルにもスリリングな真実味が加わっていること。
そしてなによりも緻密に練られたストーリー。
この作品は間違っても今までのような単なる『善 vs 悪』の
アメコミ風味な爽快活劇ストーリーではない。
バットマンが狂気に満ちたジョーカーと対峙することで
人間の中に存在する"根源的な悪"の深淵を垣間見てしまうという
皮肉な展開となって進行していく。
彼バットマンすなわちブルース・ウェインの本当の敵が「悪者」ではなく
人間という存在の中に巣くっている狂気の部分...その本質にまで踏み込んでいく。
それにしてもヒース・レジャーのジョーカーは凄かった。。これぞバットマン最強の敵。
見かけ自体は滑稽でかすかに色を感じるぐらいだが、あの白塗りメイクの中途半端さはむしろジョーカーの狂気を際立たせている。
この作品を見た後では、ティム版のジョーカーさえ
ただの滑稽な悪役キャラに感じてしまうほど。
しかし、観終わった後のあの脱力感はなんだったんだろう。
ちょうど仕事帰りにヒルズの前を通ったので
hirooさんオススメということもあり(爆)
ついついふらっと一人で観に行ってしまったのだが
よく分からないけど...これは一人で観に行って正解だったかも...と思ってしまった。。
深い。かなり深い作品だった。
最後に。
面白いものをみつけたのでお暇な方はどうぞ♪
" Batman Dead End"
by tezzaman_1202
| 2008-08-31 11:59
| MOVIE